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B20:中学生の職場体験


1月末に名古屋市の中学校の職場体験学習プログラムを受け入れ、2日間に渡り3人の中学2年生にデザインの現場を体験してもらいました。


学校側の目的は大きく分けて3つ。

1)仕事の様子や働く様子を見て望ましい職業観を身につける

2)将来への視野を広げることで自己理解を深め学習意欲を高める

3)働くことへの意識を高め中学卒業後の進路選択に役立てる


デザイナー、イラストレーター志望の中学生にどうやったらこの仕事を理解し、興味を持ってもらえるだろうか、用意したメニューを体験を通しリアリティを持って伝えることができるか。限られた時間の中で如何に興味を持ってもらえる様メニューを作成しました。


1日目は講義中心で、職種紹介・弊社実績を見せながら、おおまかな仕事の流れ、デザインの役割を伝える等のメニューを学んでもらい、商業イラストとアートの違いも説明しました。

緊張の面持ちで始まった1日目、なるべく質問ができる様に各々に振ったつもりですが時間のない中に沢山詰め込んだので、もう少し内容を簡易的にしてゆったりと進めれば、質問も増えたかもしれないと後に反省。


2日目は、デザインの実践。お互いの名刺を作成して発表をするというプレゼンまでの体験をしてもらいました。ねらいは「相手のことを理解し、それをどう表現するか。作成したものが言語化(プレゼン)できるか。」すなわちお客様の要望を理解してデザインをする擬似体験学習です。3人のプロフィールシートをシャッフルし、全員がイラストレーターの職業設定で名刺を作成。名刺のデザインテンプレート、書体見本、色見本帳を用意し、それらを活用して紙の上に手描きでデザインをするというワークです。色鉛筆も持参してもらいました。

どの程度できるのかわからなかったので、用意したデザインテンプレートに指示程度でもOKとしましたが、やはり絵を描くことが好きなのでしょう、ラフを一から描くことを選択し、予定時間を延長して黙々と取り組んでくれました。

仕上がりラフを私がパソコンで仕上げている間は講師交代し、別のデザイナーがデジタルイラストの実績と作成説明を行いました。その後に名刺デザインの仕上げたものを渡し、作成したデザインについて各自発表してもらいました。


デザインの着眼点はそれぞれに個性があり、説明もできていました。

時間の関係で発表の時間は短くなったのは仕方なかったが、視覚と言葉で伝える大切さを学んでいってもらえたのではと思う。


弊社が選ばれたのは生徒自らネットで探して電話をくれたことがきっかけ。

それが昨年の秋でした(電話をかけるところも職場体験の一環として学校側は考えていたそうです)。

時に鋭い質問が飛んできて、驚きましたが学生さんがどんなことを望んだり疑問を持っているのかが伺えたことは弊社にとっても新鮮で、楽しい時間を共有すること出来たと思っています。

これを機にデザイナーやイラストレーターという職業に魅力を感じ、将来の職業選択の一助になれば幸いです。(M)



2024/11/09
2024/10/19
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B20:中学生の職場体験


1月末に名古屋市の中学校の職場体験学習プログラムを受け入れ、2日間に渡り3人の中学2年生にデザインの現場を体験してもらいました。


学校側の目的は大きく分けて3つ。

1)仕事の様子や働く様子を見て望ましい職業観を身につける

2)将来への視野を広げることで自己理解を深め学習意欲を高める

3)働くことへの意識を高め中学卒業後の進路選択に役立てる


デザイナー、イラストレーター志望の中学生にどうやったらこの仕事を理解し、興味を持ってもらえるだろうか、用意したメニューを体験を通しリアリティを持って伝えることができるか。限られた時間の中で如何に興味を持ってもらえる様メニューを作成しました。


1日目は講義中心で、職種紹介・弊社実績を見せながら、おおまかな仕事の流れ、デザインの役割を伝える等のメニューを学んでもらい、商業イラストとアートの違いも説明しました。

緊張の面持ちで始まった1日目、なるべく質問ができる様に各々に振ったつもりですが時間のない中に沢山詰め込んだので、もう少し内容を簡易的にしてゆったりと進めれば、質問も増えたかもしれないと後に反省。


2日目は、デザインの実践。お互いの名刺を作成して発表をするというプレゼンまでの体験をしてもらいました。ねらいは「相手のことを理解し、それをどう表現するか。作成したものが言語化(プレゼン)できるか。」すなわちお客様の要望を理解してデザインをする擬似体験学習です。3人のプロフィールシートをシャッフルし、全員がイラストレーターの職業設定で名刺を作成。名刺のデザインテンプレート、書体見本、色見本帳を用意し、それらを活用して紙の上に手描きでデザインをするというワークです。色鉛筆も持参してもらいました。

どの程度できるのかわからなかったので、用意したデザインテンプレートに指示程度でもOKとしましたが、やはり絵を描くことが好きなのでしょう、ラフを一から描くことを選択し、予定時間を延長して黙々と取り組んでくれました。

仕上がりラフを私がパソコンで仕上げている間は講師交代し、別のデザイナーがデジタルイラストの実績と作成説明を行いました。その後に名刺デザインの仕上げたものを渡し、作成したデザインについて各自発表してもらいました。


デザインの着眼点はそれぞれに個性があり、説明もできていました。

時間の関係で発表の時間は短くなったのは仕方なかったが、視覚と言葉で伝える大切さを学んでいってもらえたのではと思う。


弊社が選ばれたのは生徒自らネットで探して電話をくれたことがきっかけ。

それが昨年の秋でした(電話をかけるところも職場体験の一環として学校側は考えていたそうです)。

時に鋭い質問が飛んできて、驚きましたが学生さんがどんなことを望んだり疑問を持っているのかが伺えたことは弊社にとっても新鮮で、楽しい時間を共有すること出来たと思っています。

これを機にデザイナーやイラストレーターという職業に魅力を感じ、将来の職業選択の一助になれば幸いです。(M)