セールスプロモーションをデザインする
誤植とは文字の誤りを指します。活版印刷時代からの言葉で、活字を組む人=植字工が文字を組み間違えることを「誤植」といい、今でも文字を間違える=「誤植」として使われている言葉。我々広告業界では最も恐れる言葉のひとつです(笑)。
先だってのヤフーニュースで、大谷翔平グッズの名前が間違って商品化されてしまったと話題になっていました。誤植はまさかの名前の英文スペルです。一部の巾着とマグカップが「OHTANI」を「OTANI」とプリントし商品化された様です。
要素も少ないのになぜこんなことが起きるか不思議に思いますか?
このケースは「お」の長音表記が日本では2種類あることから、よりミスに気づかなかったという点は大きいと思いますが、誰もが読めることで、問題に気づかず商品化してしまったのでしょう。
これは経験から言えることですが、大きなフォントほど人は錯覚を起こし「間違っていない」という思い込みが起きます。視覚的に何度も目にはいりやすいと「正しい」という思い込みが起き、校正作業が甘くなりがちです。
ベテランデザイナーでも誤植を起こし、痛い目に遭っているのをいくつも見ています。
AIの進化により校正作業も方法が変わり精度があがる時代は遠くないと思いますが、15のブログ記事にもあげた様に、弊社ではチェックシートに基づきダブルチェックを基本とし誤植を防ぐようにします。Webはすぐに文字訂正はできますが、印刷物は刷ってしまったら…。多くの工程と時間を要します。無論、取引先への信用を失うことが一番の損失ですが、なんとも恐ろしい記事を目にしてしまったので校正についてまた書いてみました。(M)
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先だってのヤフーニュースで、大谷翔平グッズの名前が間違って商品化されてしまったと話題になっていました。誤植はまさかの名前の英文スペルです。一部の巾着とマグカップが「OHTANI」を「OTANI」とプリントし商品化された様です。
要素も少ないのになぜこんなことが起きるか不思議に思いますか?
このケースは「お」の長音表記が日本では2種類あることから、よりミスに気づかなかったという点は大きいと思いますが、誰もが読めることで、問題に気づかず商品化してしまったのでしょう。
これは経験から言えることですが、大きなフォントほど人は錯覚を起こし「間違っていない」という思い込みが起きます。視覚的に何度も目にはいりやすいと「正しい」という思い込みが起き、校正作業が甘くなりがちです。
ベテランデザイナーでも誤植を起こし、痛い目に遭っているのをいくつも見ています。
AIの進化により校正作業も方法が変わり精度があがる時代は遠くないと思いますが、15のブログ記事にもあげた様に、弊社ではチェックシートに基づきダブルチェックを基本とし誤植を防ぐようにします。Webはすぐに文字訂正はできますが、印刷物は刷ってしまったら…。多くの工程と時間を要します。無論、取引先への信用を失うことが一番の損失ですが、なんとも恐ろしい記事を目にしてしまったので校正についてまた書いてみました。(M)